よくあるお問合わせ

納品までの流れ

お問合わせ

お客さまのご要望をお聞かせください。防音や音響についてお悩みが有りましたら、お気軽にご相談下さい。

お客様のご要望や予算・こだわっている部分などをお聞きし、練習環境への改善プランや、今まで三木楽器が培ってきたケーススタディなどをお話させていただきます。

お問合わせ

現地下見

2.5畳以上の防音室をご検討の場合や、エアコン設置をご検討の場合には、現地下見が必要になる事がございます。弊社では設置時のトラブル防止の観点から、可能な限り下見を行った上でご対応を実施しております。

・お部屋の寸法測定やご近所の状況などを確認致します。
・資材の搬入経路を確認致します。
・エアコン配管経路、室外機置場の確認をさせて頂きます。
・防災機器の確認を致します。(主に集合住宅の場合)
※2.0畳以下のサイズをご検討の場合は、下見を実施しない場合がございます。詳しくはスタッフへお問合わせください。

お見積り

ご要望の内容をお見積もりいたします。予算内での実現プランもご提案させていただきます。

お客様のご要望に合った、もしくは予算内で実現できるプランの見積内容をご提案します。この段階でのプラン変更や、修繕内容の変更をいろいろとご相談いただけます。

ご契約

的確なプランのご提案と、お客さまへの詳細なご説明で安心・納得してご契約していただけます。

よくご検討いただき、ご納得いただいたうえでご契約となります。この時点でのプランの変更や、改善ポイントの見直しなどもしていただけます。

組立・施工

当社が管理している施工スタッフによる迅速・丁寧な組立施工

当社が管理している施工スタッフが責任を持って組立施工致します。音響へのこだわりとして、拡散体や散乱体、吸音パネルなどを取り付け、音響の調節や音域のバランスを整えていきます。

お引渡し(使用開始)

ユニット型防音室は3時間~半日。リフォーム型防音室は1週間~でお引渡し。

ユニット型防音室の場合は2時間~半日、リフォーム型防音室の場合は1週間~でお引渡しとなります。実際に楽器を演奏していただき、その効果を確かめて見てください。

お引き渡し後
アフターサービス

メンテナンスはもちろんのこと納品後の音響環境のご相談も承ります。

メンテナンスや移設、解体などもしっかりと対応させていただきます。その後のご意見やご感想などもお聞かせくださいませ。

防音工事全般について

楽器の練習時間が夜間なのですが、 夜でも練習できるようになりますか?
条件によりますが、ウクレレ等の小音量の楽器を除いて、夜中の練習は厳しいです。

国が定めている騒音の基準(騒音に関わる環境基準)では、夜間(22時時から翌6時)は45デシベル以下の騒音値とする事が求められます。※住居地域の場合
防音室を設置または防音工事を行う事で、上記の基準はおおむね達成できると言えますが、たとえ業務スタジオレベルの遮音性能を達成したとしても、演奏ジャンルによっては多少は近隣に聞こえてしまうのが現状です。

またマンション等の集合住宅の場合、管理規約であらかじめ演奏可能時間等が定められています。
お客様に高性能な防音室を設置して頂いたとしても音漏れはゼロではありませんし、何よりお客様には管理規約を守って頂く事が最優先となりますので、当社としては「夜中に練習できる」という事はお約束しておりません。
(管理規約を破って夜中に演奏した事で、マンションからの退去を命じられる事例もあります)

当社の施工例の中には夜中でも気にせず練習できているお客様もいらっしゃいますが、あくまで建物構造、住環境、楽器によって大きく左右されているのが現実です。
上記理由により「夜中に演奏できる」可能性はあくまでもケースバイケースであり「夜中に練習してもクレームが100%出ない」という保証をするに値するエビデンスはございません。

上記理由により、当社では「24時間演奏可能」を惹句とした営業活動を行っておりません。
防音室の中で携帯電話やWi-Fiを使用できますか?
防音室は電波を通しますので、基本的には使用できます。
ただしWi-Fiルーターとの位置関係によっては多少電波が弱まる場合もありますので、メッシュWi-Fiの導入もおすすめいたします。

遮音性能について

「Dr-35」などの遮音性能は、どういう意味ですか?
Dr(ディーアール)はJIS規格で定められている、部屋間の遮音性能を示す規格です。
「Dr-35」の場合、500ヘルツ(ピアノの中心ドの1オクターブ上あたり)が35デシベル低減する性能である事を示します。
中の数字によって性能が決まるため、「Dr-40」はより高い遮音性能を持っている事がわかります。

ただし、どの音域でも平均的に遮音できる訳ではありません。
「Dr-35」の場合、低音の125ヘルツ(エレキベースやバスドラムの音)は20デシベルしか低減できませんが、2000ヘルツ(ピアノの最高ドの1オクターブ下あたり)は45デシベルも低減する事ができます。
これは防音室の性能が悪いのではなく、さまざまな要因によって「低音は漏れやすく、高音は漏れやすい」という物理特性があるため、JIS規格でもこのように規定されています。
Dr-30とDr-40で遮音のレベルはどの位違って聞こえるものなのでしょうか?
一般に、音圧が10dB(デシベル)下がると音は約半分に聞こえます。
Dr-30で漏れている音を100%とすると、Dr-40 では50%程度まで下がって聞こえます。
管楽器など音圧の高い楽器を演奏される場合は、より高遮音のタイプをお選び下さい。
ヤマハやカワイは「Dr-40」までしか販売されていない。性能が低いのでは?
ヤマハやカワイの防音室は「防音室単体」での性能値を示しているため、実際には設置する建物の遮音性能によって性能が左右されます。
また、防音室を建物からどの程度離して設置するか、によっても性能に差が生じます。
木造戸建て住宅の場合、防音室が「Dr-40」であればDr-45~Dr-50程度(音楽室クラス)、鉄筋コンクリート(RC)の場合はDr-50~60程度(音楽スタジオクラス)となる事が期待できます。

設置する建物の遮音性能は、建てられた時代や工法によって大きく左右されますので、あくまでも防音室単体の性能を明確に示す事は、防音室を販売するうえで重要な責務であると言えます。
「音が60デシベル下がる防音室」=「Dr-60」ですか?
JIS規格の「Dr」は、周波数(音の高さ)ごとに音圧がどれだけ下がるか、という厳しい基準により判断されます。
たとえばスマホから音楽を流して、室外で60デシベル程度下がっているので「Dr-60」である、という判断はできません。
※スマホのスピーカーは至近距離までしか音が伝わらず、低音は特にその傾向が顕著であるため

実際の遮音測定では、ライブで使用するような大型のスピーカーを使用して90デシベル以上のノイズ音(ホワイトノイズ)を出しながら、専用の測定器を用いて測定しないと判断する事はできません。
「デシベル」はどんな単位ですか?
空気振動である「音」は、距離を示す「メートル」や液体量を示す「リットル」等の単位とは異なり、音圧エネルギーの大小をデシベル(dB)という「対数単位」で表しています。
「1メートルの10倍」は10メートル、「1リットルの10倍」は10リットルですが、(細かい説明は省きますが)「1デシベルの10倍」は20デシベルとなります。

防音室の「Dr-35」「Dr-40」は、音圧エネルギー自体は3倍以上の差が生じているため、性能に大きく差が生じています。

防音室のサイズについて

ユニットタイプの防音室は何種類くらいサイズがありますか?
ユニットタイプ防音室には様々な種類がありますが、一般家庭用の防音室に関しては下記のラインナップがあります。

・0.5畳:ヤマハ ※中古品のみ
・0.7畳:ヤマハ ※中古品のみ
・0.8畳:ヤマハ/カワイ
・1.2畳:ヤマハ/カワイ
・1.5畳:ヤマハ/カワイ
・1.7畳:カワイ
・2.0畳:ヤマハ/カワイ
・2.4畳:カワイ
・2.5畳:ヤマハ
・3.0畳:ヤマハ/カワイ
・3.1畳:カワイ
・3.4畳:カワイ
・3.5畳:ヤマハ
・3.7畳:ヤマハ/カワイ
・4.3畳:ヤマハ/カワイ
・6.0畳:カワイ
・8.0畳:カワイ
・10.0畳:カワイ

1.5畳までは管楽器やボーカル用、1.7畳以上はアップライトピアノ用、3.0畳以上はグランドピアノが設置できます。
マンションの「6帖間」なら、どのくらいのサイズが置けますか?
マンションの「帖数」は、壁と壁との芯寸法で決まりますので、実際の広さは建物によって異なります。
また、柱や下がり天井(梁)の突起がある事が多く、設置できるのは3.0畳~3.4畳までというケースが大半を占めます。
戸建ての「6帖間」なら、どのくらいのサイズが置けますか?
一戸建ての「帖数」は、柱と柱との芯寸法で決まりますので、実際の広さは建物によって異なります。
ただしマンションより面積が広く取れるため、3.5畳~4.3畳が設置できる場合もあります。
寝室として使うなら、何畳がおすすめですか?
防音室は夜勤の方や、ゲーマーの方の就寝用にも大変人気があります。
ベッドを設置するなら「3.0畳」(ベッドの種類による)、布団のみなら「2.5畳」がおすすめです。
ただし換気扇は常時運転する必要があります。
動画配信の場合、どれくらいの大きさ(畳数)が必要ですか?
配信の種類にもよりますが、あまりギリギリの広さのものはおすすめ致しません。
あまり広さに余裕がないと「カメラ(スマホ)を置く場所」「撮影される画角」が思うようにいかない場合があります。
ボーカル練習のみの場合は0.8畳タイプでも可能ですが、配信を行う場合は1.2畳以上は最低限必要になりますので、ワンサイズ上のものを導入される事をおすすめ致します。
なお声を大きく出される場合、小型の防音室ほど室内が響きやすく、配信上で声が不明瞭になり「何を言っているのかわからなくなる」傾向がありますが、これは調音パネルや吸音材等での軽減が可能ですので、是非ご相談下さい。

防音室の高さについて

設置予定の部屋に下がり天井(梁)がありますが、その下に防音室を設置できますか?
下り天井の高さが防音室のカタログ上の「外形高さ」より5~6センチ高ければ設置する事ができます。
高さがギリギリの場合は当社下見で判断させて頂きます。
楽器によっておすすめの高さはありますか?
基本的に、座って演奏する楽器の場合は高さはあまり気にする必要はありませんが、下記の場合はご注意下さい。
グランドピアノ:大屋根を開けて使用したい場合、標準壁以上
ボーカルレコーディング:標準壁以上(高壁/Hi高さ推奨)
バイオリン、コントラバス、ハープ:高壁/Hi高さ以上

防音室の重量について

防音室はたいへん重いようですが、お家に置いて問題ありませんか?
建築基準法では、住居は「1㎡あたり約180kg」の荷重に耐えられるよう設計施工する事が義務付けられています。
例えば3.0畳の防音室にグランドピアノを入れた場合、それだけで1トン近くの重さになるため、防音室を置いている部分だけ見ると「1㎡あたり約180kg」を超えてしまいます。
ただし、建築基準法では部屋全体を支えている構造(柱、梁、束など)の範囲から判断するため「1㎡あたり約180kg」を超えてしまう事はほとんどありません。

当社では、防音室の商品ごとに「6帖間に設置した場合、1㎡あたり〇kg」という検証結果をそれぞれ掲載しておりますので、ご参考になさって下さい。
※建物の構造、築年数、楽器の種類、防音室の種類などで判断は異なります。詳しくはご相談下さい。

エアコン取付について

防音室にエアコンの取付は依頼できますか?
もちろん大丈夫です。
当社では専門の電気工事士がお伺いして音漏れのないよう取付を行います。
また当社では独自ルートでエアコン本体や周辺電材の手配もできますので、防音室に適したエアコンをご用意する事も可能です。

防音室に適したエアコンは「2分3分配管」と呼ばれるタイプで、換気用やゴミ排出用のダクトを備えていないシンプルなモデルがおすすめです。

ユニット型防音室(セフィーネNS・ナサール等)について

ヤマハ防音室の場合、引越しで移設する際、どの位の費用がかかりますか?
大きさにもよりますが、例えば1.2畳のセフィーネシリーズを大阪府内で移動する場合、
解体費¥42,900+運送費¥44,000+組立費¥42,900=合計¥129,800が標準価格となります。(2023年現在・税10%を含む)
他、階上げや楽器移動やエアコン工事などがある場合は別途追加となります。
防音室をマンション等の集合住宅に設置する場合、申請は必要ですか?
小型のものを含めたユニット型防音室は「大型家具の搬入・組立」「内装工事(リフォーム)」のいずれに該当するかは、管理会社様の判断によって異なります。
「大型家具の搬入・組立」の場合は、引っ越しと同様に簡単な申請(エレベータの使用許可等)のみとなる場合があります。
「内装工事(リフォーム)」の場合は、マンション規定の申請書(専有部分の改修申請書 等)に記入・提出して、マンション理事会やオーナー様の承認を得たり、必要な場合は近隣許可を取る必要もあります。
無用なトラブルを避けるためにも、事前に管理会社様にご相談される事をおすすめ致します。
セフィーネNSは白色だけですか?色は変更できますか?
セフィーネNSの表面色は白色のみで、カラーバリエーションはございません。
どうしても色を変更されたい場合は、市販の塩ビシート等をDIYで張って頂ければ可能ですが、仕上がりはあくまで自己責任であり、最悪の場合は中古売却が難しくなる場合があります。
ペットの鳴き声がうるさい。セフィーネNSの中で飼っても問題ないですか?
エアコンで気温が管理され、照明で適切な明るさが確保され、付属の換気扇が故障せず正常に動作している限りは不可能ではありません。
ただし狭い場所に閉じ込めてしまうのは、動物の心理的影響もあると思われるので、おすすめ致しません。
防音室に閉じ込めてしまうより「命を預かっている」という自覚と愛情をもって善処される事もご検討下さい。
眠れないので、寝室として利用できますか?
ベッドのサイズによりますが、2.5畳~3.0畳以上のモデルであれば、付属の換気扇が故障せず正常に動作している限りは寝室として利用可能です。
ただし近年は温暖化のため、エアコン設置は必須です。
なお、防音室の中はかなり静かになりますが、100%無音になる訳ではありません。
静かになった反面、時計の針の音、大型空調機の低周波音、ダンプカーが通過する際の振動、雷鳴(カミナリ)等、かえって目立って聞こえてしまう懸念もあります。

リフォーム型防音室(アビテックスフリータイプ等)について

防音工事をすると今の部屋からどの位狭くなりますか?
遮音性能にもよりますが、片方の壁側で約13cm~16cm程度狭くなるため、6畳間の場合は5畳~4.8畳程度まで狭くなります。
工期はどのくらいかかりますか?
標準的な工事ですと6畳のお部屋で約1週間~10日位、12畳のお部屋で約2週間~20日位です。
引越し先に移設したいのですが…
リフォーム型防音室(アビテックスフリータイプ等)はお部屋に合わせてお作りしますので、基本的に移設はできません。(あらかじめ移設に向いた設計で制作する事も可能ですが、移設費用は高額になります)

転勤や引越しなどで移設のご予定がある場合や、賃貸物件にはユニット型防音室(セフィーネ等)をお勧め致します。
マンション等の集合住宅に設置する場合、申請は必要ですか?
アビテックスフリータイプ等の防音室は「内装工事(リフォーム)」に該当しますので、マンション規定の申請書(専有部分の改修申請書 等)に記入・提出して、マンション理事会やオーナー様の承認を得たり、必要な場合は近隣許可を取る必要もあります。
無用なトラブルを避けるためにも、事前に管理会社様にご相談される事をおすすめ致します。

中古品販売について

購入前に現物の確認はできますか?
中古品は以前のお客様から引き取った後は、商品の劣化を防ぐ為、梱包した状態にて倉庫で保管しておりますので基本的に状態を確認することができません。ご了承下さい。
不要になった防音室を買い取りしてもらえますか?
メーカー生産完了になってからかなり年数が経過しているものにつきましては、販売の際にメンテナンスができないということもあり一部買取ができないものがございます。
また、使用状態やお住まいの場所によっては買取致しかねる場合もございますので、まずは一度お問い合わせ下さい。→買取可能な機種はこちら

メンテナンスについて

防音室を組み立て終えた後から、防音室内にエアコンを設置する事は可能ですか?
難しい場合が多いですが、以下項目が大丈夫であれば設置できる可能性があります。

●防音室を設置したあとで、建物のエアコン用スリーブ(穴)にアクセス可能である事。
●室外機設置予定場所にアクセスできる事。
●排水を高所に引き上げる「ドレンポンプ」等、追加機器が取り付けられていない事。
●エアコン室内機本体からのコンセント挿し口が見える場所にあり、手でコンセントを抜く事ができる事。
●エアコン室内機の真下にピアノやエレクトーンがなく、脚立を立てて作業ができる事。

テナントビルへの防音室設置について

テナントビルに設置する場合の注意点はありますか?
・防音室を設置する事についてビルオーナー様にご理解、許可頂ける事
・搬入経路がじゅうぶんに確保されていて、9人乗り以上のエレベータがある事
上記を満たしていれば防音室の設置は可能ですが、防災関連などについてはビル側とも協議を行う必要があります。
ビル側から「内装制限」があると言われました。対応するモデルはありますか?
大規模店舗や病院などの不特定多数が集まる場所や、一部の大規模マンションでは、壁・天井の材料は燃えにくい材料である事が求められる「内装制限」が存在します。
この場合は「セフィーネNS」や「アビテックスフリータイプAFE」ではなく、不燃材料を使用した「不燃ユニットASA」「業務用不燃タイプAMG」「サイエンスナサール」などを導入する必要があります。
※所轄の消防署と協議のうえ、仕上部分に不燃処理を行ったり、消化設備等を設置する事で緩和される場合もあります。

楽器別:ピアノについて

ピアノってやっぱり音漏れしますか?
ピアノを設置するなら、やはり音漏れ対策は重要です。
近年の建物の性能は年々向上しており、テレビなどの「生活音」は漏れにくくなっています。
エコカーが増えた影響で道路からの騒音も減少し、昔と比べれば室内で大変静かに過ごせるようになりました。
さてピアノの場合はどうでしょう。
ピアノ等の楽器からは生活音を大幅に超える音圧(振動エネルギー)が出ているため、建物の性能が向上した現在でもやはり音漏れは起きてしまいます。
また室内が静かな反面、近隣から漏れてくる楽器音は余計に目立って聞こえてしまう傾向にあります。
騒音問題はクレーム等の近隣トラブルに発展するため、マンション等の集合住宅の場合は特に注意が必要ですが、近年は「近所付き合いの希薄化」「SNSの発達」により、近隣トラブルも複雑化しており解決が難しい傾向にあります。
そのため、ピアノをご自宅に導入する場合は「音」に対する予防策をしっかり取っておく事が重要と言えます。
ピアノの弱音ペダルや、市販の防音グッズは効果がありますか?
あくまでも補助的な役割で、効果は価格相応です。
アップライトピアノの弱音ペダル(マフラーペダル)はハンマーと弦の間にフェルトを挟んで音量を下げる便利な機能ですが、音質自体がかなり変化してしまうため、日常的な練習に使用するのはおすすめしません。
何より演奏者にとってはストレスとなりますので、あくまで補助的なものであるとお考え下さい。
また市販の防音グッズ(防音カーテン、防音カーペットなど)も多少の防音効果は認められるようですが、近隣騒音を劇的に改善するほど高性能な商品は出回っていないため、「価格相応」の効果しか期待できません。
ピアノにサイレント機能を付けるのは?
騒音対策にはかなり有効ですが、ピアノ所有のメリットが活かせません 。
ピアノ本体を消音してヘッドホンで楽しめる「サイレントピアノ」は、騒音対策としてはたいへん有効です。
ただし集合住宅などで常時サイレント機能を使用しなくてはならない場合、ピアノ本体の音は全く使用する事なく電子音だけを使用する事になりますので、ピアノを所有しているメリットを全く活かせない事になります。

その他

近所から楽器等の音で苦情が来た。そんなに漏れていないと思うので、測定して証明してもらえますか?
正式な騒音測定は「環境計量士」資格が必要な業務であり、当社では原則としてお請けしておりません。
目安程度に把握したい場合は一般的なスマホアプリでも計測できますが、正確なデータは得られませんし、苦情を申し立てられている方のお宅にお伺いして計測する事が必要となりますので、あまり現実的ではありません。
なお、当社ではお客様の代理人として個人間のトラブルに介入する事はできません。
近所から楽器の音で苦情が来た。市販の吸音材・カーテン・絨毯を取り付ければ多少の防音効果はありますか?
音漏れは、音(空気振動)のエネルギーが建物に伝わる事で起こります。
市販の吸音材はあくまで室内側の「響き」を調整するためのものであり、建物に伝わるエネルギーを低減する事まではできず、音漏れにはほとんど影響がありません。
同様に、カーテン・絨毯にも吸音効果がありますが、室内側の高音の響きを和らげる程度の効果しかありません。
他には大型ぬいぐるみ、衣服、本棚、畳なども室内側において吸音効果が認められますが、いずれも音漏れ対策品としての効果は非常に薄いとお考え下さい。
近所の楽器等の音がうるさい。何デシベル聞こえているか等、測定してもらえますか?
正式な騒音測定は「環境計量士」資格が必要な業務であり、当社では原則としてお請けしておりません。
目安程度に把握したい場合は一般的なスマホアプリでも計測できますが、正確なデータは得られません。
なお、当社ではお客様の代理人として個人間のトラブルに介入する事はできません。
アビテックス防音室に加工や改造を行って、遮音性能を上げる事は可能ですか?
アビテックスの遮音パネルは特殊な内部構造となっており、単体で効率的に音を止める工夫がなされています。
石膏ボードなどを追加で貼ると重量が増えるため遮音効果が上がるように思われますが、実際には特定の周波数が漏れやすくなる現象(コインシデンス)が起こりやすく、遮音性能はむしろ低下する懸念があり、おすすめしません。
アビテックス防音室は電磁波を防ぐことができますか?
防音室は基本的には木製ですので、電磁波を防ぐ事はできません。
アビテックスはヤマハの製品なので、ヤマハ本社から直接購入した方が安くなりますか?
アビテックスはヤマハ株式会社が企画・生産し、株式会社ヤマハミュージックジャパンが全国の楽器店(ヤマハ特約店)を通じて流通している商品です。
ご購入やサポートは、全国のヤマハ特約店(アビテックス取扱店のみ)で行っていますので、ヤマハ株式会社または株式会社ヤマハミュージックジャパンから直接販売はしておりません。
なおMIKI MUSIC DESIGN+(三木楽器株式会社)はヤマハ特約店としてアビテックスを35年以上取り扱っております。
内装工事業者(建設業許可業者)としても長年のノウハウと実績がありますので、安心してご相談下さい。
防音室を購入後、気に入らなければクーリングオフはできますか?
クーリングオフは、契約後に再検討できるようにする消費者保護のための制度で、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回、解除できます。
ただし事業者側が訪問販売(キャッチセールス、アポイントメントセールス等)や、電話勧誘販売などを行い、契約に至った場合に限定されます。
当社ではいわゆる訪問販売などのセールス手法は行っておりませんので、クーリングオフに関しては対象外となります。
※お客様宅に下見訪問を行い、その場で契約に至った場合も、訪問販売には該当しません。